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発毛のあたたかいサービス

抜け毛は、肝硬変、腎不全、白血病といった全身疾患、栄養不良やビタミン欠乏、ストレスなどでも起こります。毛はケラチンという蛋白質からできていますが、人間のからだの組織を構成する蛋白質、脂肪、炭水化物の3つの基本物質のうち、蛋白質の合成には脂肪や炭水化物よりも多くのエネルギーが必要です。
重い病気になったり、栄養が足りなくなってエネルギーが消耗すると、毛の成長が止まったり、抜けてしまったりするのです。また、ストレスや精神的要因などが引き金になって円形脱毛症になることもあります。
この場合は、ストレスなどが解消されれば、比較的短期間に治るものです。ところが、男性ではこうした原因が見当たらなくても、他の人より早めに、あるいは多めに脱毛を起こすことがあります。
「男性ホルモン遺伝性脱毛症」または単に「男性型脱毛症」と呼びます。次第に毛が細く、短くなり、最後には見えないくらいの産毛状になるか、なくなってしまうのです。

このタイプの脱毛はその名が示すように、男性ホルモン、遺伝、年齢の3つの要素が大きく関係しています。男性ホルモンに関して言えば、ヒポクラテスも見抜いたように、昔から去勢とハゲは密接に関係しているといわれていました。
1942年、この関係はアメリカの医学者Hによって実証されました。彼は囚人の中から若くて頭髪の脱毛が進行している者を選び、男性ホルモンがつくられる畢丸をとる去勢手術を行いました。
すると、若ハゲの進行はピタリと止まりました。今度は彼らに男性ホルモンを投与すると、再び脱毛が始まったというのです。
男性ホルモンがどのように脱毛を引き起こすかも、その後の研究で明らかになってきました。男性ホルモンが毛の細胞にある特定のレセプター(受容体)に働きかけ、髪の毛の活動を休止しろという指令を出していることがわかったのです。
レセプターというのは、いわば鍵穴のようなもので、特定の物質(鍵)は特定のレセプター(鍵穴)だけに結びつくと結論づけたのです。この話から、「じゃあ、男性ホルモンの分泌を抑えればハゲは止まるのだ」と早合点する人がいるかもしれませんが、そううまくはいきません。
もちろん、男性ホルモンを除去することで、それより先の脱毛を遅らせたり、止めたりすることは可能ですが、いったん起きた脱毛を元に戻すことはできません。男性ホルモンをブロックする薬もありますが、服用すると、胸が大きくなる、肥満になる、声が変わる、インポテンツになるなど、副作用が強すぎて、ハゲの治療薬としてはとても使えないのです。

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